• sogensha

Web社内報運営のための編集者の考え方

本を読む人は減ってきているけれど、Webサイトを見ていない人はもはやいない。そんななかでWeb社内報をどうつくり、見せるのか? そこに冊子をつくっていた方法論はどう生きるのだろう。


意外に不自由なWebページデザイン

Webページを編集していて思うのは、デザインが意外と不自由なことだ。それはプログラムコストの低減、表示を速くするということもあってのことで、現状の仕組みだとこんな感じ。

 ・写真サイズは原則3種類、矩形を基本として小か大か巨大か。置き方は左か真ん中か右か。

 ・使える書体はあらかじめプログラムされていて、ここはゴシックやめて明朝、はできない。

 ・書体の大きさも大、中、小しか選べない。

 ・使える色はおよそ10種類。ここは紫色をやめて藤色なんて微妙なことはもちろんできない。

紙媒体を長く編集してきた者としてはいささか物足りない。特にテキストが行末で望まない改行をされるのがストレスだったりする。

だが、とあるSEから「今はスマホでも見るから、デザインはシンプルな方がいいんですよ」と聞かされて合点がいった。なるほど多くのスマホサイトは写真が画面の左右いっぱいに配置され、その下にテキスト置かれるというデザインだ。テキストも小見出しに記号が付されるぐらいで特別なデザインがされているわけではない。慣れてくるとこのシンプルさが読みやすいのがわかる。


Webページでデザインに凝れる部分は少ないが、凝っても効果は薄く、読みにくくなることさえある。ここは思い切りではないだろうか。

シンプルなページになるからこそ、素材と使いやすさを追求したい

Webページが直線的、矩形的なデザインになってしまいがちだからこそ、そこに載せるテキストは簡潔で読みごたえあるものを用意しなければならない。写真は内容を象徴する説得力のあるものを用意したい。優れた素材でページを構成する。考えてみればこれは紙媒体のときと変わるものではない。

何よりWebで展開することの利点を活かし、使いやすいページにしたい。たとえば、

 ・使えるテキスト、写真枚数はほぼ無限だが適正に。スクロールし続けるページは親切ではない。

 ・動画を置くことができる。社長挨拶、発表会等、テキストや写真に勝るものがある。

 ・リンクをうまく使いたい。参考ページ、資料への移動がクリックで可能になる。

 ・号外が出せる。印刷工程がないので望んだときに伝えたいことを掲載できる。


これらを意識しながらつくっていけば、社内報の新しい可能性につながっていくと思う。



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